泣ける曲は、ありますか

久しぶりのブログ記事がこういうタイトルというのも気恥ずかしいのですが、久しぶりに聞いていて泣ける曲に出会ったので、その感動を残すためにも少し書いてみたいと思います。

人生経験が多い人(長く生きている人) ほど、いわゆる泣きのツボという、泣けるポイントというものが増えるために涙もろくなるそうですが、昨今はそういった感動や悲しみの涙を流すことでストレスを低減するという、涙活(るいかつ・Wikipediaより) というものも流行しているようですね。

さて、自分の場合はというと、確かに最近は涙もろくなっていることもあって、ドキュメンタリーとか、いわゆるお涙ちょうだい的な映像作品でボロボロ泣いていたりするのですが、曲を聴いたり歌詞を見るだけで泣く、というのは、映像という直接的なイメージがないため、それなりに難しい印象があります。

また、かつて聞いていた曲を聴き直して泣く、という泣き方だと、例えばその当時のことを思い出して、という事であれば当時の心情を思い起こした結果であり、それは曲自体に感動して泣く、というものとはまた違っているのではないか、と考えてしまったり。(もちろんその行為を否定しているわけではありません)

そのため、そういった意味では、曲に感動して泣くということは、新曲を初見(見ているわけではないので初聴というべきでしょうか) 時に思わず涙を流してしまう、といったような状況に限るべきなのかな、とか定義付けを考えたりしているわけですが、そういった詮ない一人遊びが子供の頃から大好きです(笑)。

 

ここまで引っ張っておいて、ようやくその泣いた曲の紹介なのですが、今はいい時代で、公式のミュージックビデオがYoutubeで公開されているので、そちらを埋め込んでみました。

歌詞も著作使用料を支払われている、合法的なサービスを行っているWebサイトから閲覧することができます。

バラード系の泣きの曲を期待された方がいらっしゃったら申し訳ないのですが、覚えている限りで、ここ最近泣いた曲はだいたいこんな曲調のものが多いです(笑)。例えば下記の曲でもボロ泣きしていました。(Youtubeでは公式のものと思われる動画が見つからなかったため、歌詞のみリンクしています)

 

本題に戻って、この曲で私が泣いたポイントは(こういうことを細かく説明するのは照れますね……)、サビの部分である、

世界の果てで君が笑えるように
この言葉がいつか風に消えるように
世界を越えて君と笑えるように
この言葉がいつか忘れられるように
 

この辺りが一番の泣きのツボでした。この部分でなぜ涙したかと考えると、私が昔から好きなものの一つである、平家物語の序文

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
 

この文章に近い空気感を感じたからではないかと考えています。私は特に、この平家物語序文の中でも、

たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
 

というフレーズが大好きなのですが(前段の春の夢という、醒めやすい儚さと同時に穏やかなイメージを想起させるフレーズとの対比として、風の前の塵という表現は素晴らしすぎる)、この部分と雰囲気が近いことが泣きのポイントだったのでしょう。

こういった泣きのポイント、ツボというものは人によって全く異なっていたり、泣きのポイントが同じでも、そのスイートスポット、最も感性に訴えかける部分は異なっていたりすることが、人それぞれの個性で面白いところですね。

 

……皆さんには泣ける曲はありますか。素晴らしい曲があれば、ぜひ教えてくださいね。

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